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【2026/01/29】半導体株が指数を救った!FOMC後の円安進行に注目!

6 min 2,770文字

昨晩から今日にかけては、特に朝の東京市場で、投資家の皆さんもハラハラされたのではないでしょうか。注目された米国のFOMCは、政策金利の据え置きという予想通りの結果で無事に通過しましたね。しかし、その後のパウエル議長の発言や、米財務長官による為替介入否定の報道を受け、為替が急激に円安に振れ、東京市場は朝から不安定な動きとなりました。そんな難しい相場の中で、市場の頼みの綱となったのは、やはり日本の誇る半導体株でした。指数の動きに一喜一憂しつつも、粘り強くプラス圏を確保して取引を終える、タフな一日となりました。

昨日のニュース

日本市場:乱高下を乗り越え、主力株の粘り勝ち!

本日の日本市場は、朝方は大きく売られて苦しい展開でしたが、引けにかけて買い戻され、小幅ながら3日続伸となりました。

  • 日経平均株価: 53,375.60円(前日比 +16.89円、+0.03%)

  • TOPIX(東証株価指数): 3,545.30(前日比 +9.81、+0.28%)

  • 東証プライムの値上がり銘柄数763、値下がり銘柄数777

今日はここがポイントでした!

  • 要因1: 半導体決算サプライズが指数を牽引

朝方、日経平均は一時300円超も下げましたが、前日に上方修正を発表した半導体製造装置関連の主力株(アドバンテストなど)に強い買いが集まりました。アドバンテスト一銘柄だけで、日経平均を約352円も押し上げるほどのインパクトがあり、指数全体を下支えしました。

  • 要因2: 円安進行で安心感が広がる

昨晩の海外市場で、ドル円が一時154円台まで急伸し、日本の取引時間中も153円台半ばで推移しました。輸出企業の業績改善期待が高まるため、自動車などの輸送用機器セクターや、石油・石炭、鉱業といった資源関連セクターに資金が流れ、相場全体の安心感につながりました。

よく上がった株・下がった株(セクター別)

市場全体では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数をわずかに上回る展開でしたが、特定のセクターに人気が集中しました。

  • 好調だったセクター/銘柄:

半導体関連: 上方修正を発表した主力株に人気が集まり、日経平均を支える形となりました。米国の半導体株高の流れも追い風になったようです。

輸送用機器/石油・石炭: 上方修正を発表した日野自動車が後場急伸したほか、円安の進行によって、海外売上比率の高い輸出関連株や、資源関連株に買いが入りました。

  • 元気のなかったセクター/銘柄:

サービス/小売/その他製品: 相場全体が不安定な中、利益確定売りや、相対的に円安メリットが少ない業種から資金が流出し、苦しい展開となりました。一部の銘柄では、上方修正を発表したものの、市場の期待値に届かず売られてしまうという厳しい動きも見られました(例:トーメンデバイス)。

為替と金利の影響

昨晩のNY市場では、米10年債利回りが4.243%付近と、ほぼ横ばいで推移しました。一方で、ドル円はFOMCの通過と米当局による為替介入警戒の後退を受け、一気にドル高・円安が進行し、153円台後半で推移しました。この強い円安の流れが、今日の日本株にとって大きな下支え(サポート)となったのは間違いありません。

米国・海外市場:FOMC通過でNYダウは小幅高

昨晩(28日)の米国市場は、前日の大きな下げに対する反発と、重要イベントであるFOMCの通過によって、全体として小動きながらも底堅い展開となりました。

指数終値前日比騰落率
NYダウ49,015.60ドル+12.19ドル+0.02%
S&P 5006,978.03ドル-0.57ほぼ横ばい
NASDAQ23,857.45+40.35プラス

アメリカ経済とFRBの動き

市場最大の注目だったFOMCでは、予想通り政策金利の据え置きが決定されました。大きなサプライズはなかったものの、FRB(連邦準備制度理事会)が声明文から雇用に対する下振れリスクを示す文言を削除したことで、市場にはやや「タカ派」(金融引き締めを重視する姿勢)的な印象が残りました。これにより、短期的な利下げ期待は後退し、金利はわずかに上昇しました。FOMCという大きな山場を無事に乗り越えたことで、ひとまず安心感が広がりましたね。

注目!GAFAMや話題の株

NYダウ構成銘柄では、前日に大きく売られた銘柄の一部に買い戻しが入る動きが見られました。

  • ハイテク株: Apple、Microsoftといった大型ハイテク株には引き続き買いが入り、ナスダック指数をプラス圏に押し上げました。エヌビディア(NVDA)など半導体関連も上昇し、東京市場にも良い流れを繋いでくれました。

  • 個別銘柄の動き: ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)やユナイテッドヘルス・グループ(UNH)などが上昇する一方で、ボーイング(BA)などが下落するなど、個別銘柄の材料や決算によって動きが分かれる展開でした。

その他(原油・金・ニュース)

  • 原油: NY原油(WTI)は、1バレル63.21ドル(+0.82)と小幅ながら上昇しました。

  • : 貴金属の金(ゴールド)は、安全資産としての需要もあってか、大幅に上昇し、5,303.6ドル(+221.0)を記録しました。

  • 為替介入への言及: FOMCを前に、米財務長官が為替市場における米国の介入(ドル売り・円買い)の可能性を強く否定したことが報じられ、これが夜間の急激なドル円高(円安)を招く大きなきっかけとなりました。

今日のまとめと、明日の作戦

明日ここを見ておきましょう

今週の大きなイベントはFOMCで一区切りつきましたが、市場は引き続き「決算」と「金利」を注視しています。

  • 国内の決算発表: 本日引け後も多くの企業が決算を発表しており、これらの内容が明日以降の個別株の動きを決定します。好決算銘柄が市場全体のムードを明るくしてくれるか、注目ですね。

  • 米国の経済指標: 日本時間の夜には、米国で新規失業保険申請件数など、雇用関連の重要な経済指標が発表されます。労働市場の強さが示されると、利下げ期待がさらに後退し、金利の上昇やドル高(円安)につながる可能性があります。

本日は朝の下げにヒヤリとしましたが、主力株の踏ん張りでプラス圏を維持でき、安心された方も多いでしょう。しかし、東証プライムの値上がりと値下がりが拮抗している点からもわかるように、市場はまだ方向感を決めかねている状況です。

特に為替は153円台と高水準で推移しており、政府・日銀による為替介入に対する警戒感も残っています。無理に大きなポジションを取らず、決算や経済指標の結果をしっかり確認しながら、冷静に相場を見極めていきましょう。下がったところは、好業績の銘柄を拾うチャンスかもしれませんよ。